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バーナンキさん

バーナンキ米FRB議長の講演要旨
4時27分配信 ロイター


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 8月21日、バーナンキ米FRB議長が、ワイオミング州ジャクソンホールで開催されたFRBの経済対策シンポジウムで講演した(2009年 ロイター/Price Chambers)


 [ワシントン 21日 ロイター] バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が21日、ワイオミング州ジャクソンホールで開催されたFRBの経済対策シンポジウムで講演した内容は以下の通り。
 <足元の経済状況>
 過去1年間にわたる大幅な収縮を経て、経済活動は米国内外とも横ばい状態(leveling out)とみられ、短期的な成長への回復見通しは良好なもよう。景気回復は当初比較的ゆっくりとなる公算が大きく、失業率は高水準から段階的にしか低下しない見込みだ。
 <規制改革>
 過去2年間の甚大なコストが再び発生することがないよう、金融システムの構造的な弱さ、とりわけ規制上の枠組みに早急に対応しなければならない。
 <流動性リスク管理>
 特に強い金融ひっ迫下では、自己資本やクレジットおよび市場に関連したリスク管理と同様に、流動性リスク管理が不可欠であることが経験によって浮き彫りになった。
 流動性に関する指針では、大手金融機関による不十分な流動性計画が金融システム全般に及ぼすリスクも考慮する必要があり、これら金融機関が中銀による流動性支援に過度に依存するようにならないことを確実にしなければならない。
 <現在の市場状況>
 全般的に、最近数カ月間に実施された政策行動は、米国内外の双方において、複数の主要金融市場の安定化に寄与した。短期金融市場は一段と正常に機能しつつあり、社債発行はこれまで堅調に推移している。以前瀕死の状態だった一部証券化市場の動きは持ち直し、株価は部分的に回復、米住宅ローン金利は昨秋以降、著しく低下した。重要なことは、金融破たんの恐れが大幅に後退したことだ。
 <リーマン・ブラザーズの破たん>
 リーマンの買い手探しや業界全体の問題解決法の策定に向けた政府の協調的な試みは結局無駄だった。同社が利用できる担保は、米連邦準備理事会(FRB)から融資を得る際、必要な資金を得る上で十分な規模をはるかに下回っていた。FRBとしては無担保融資を行えず、政府全体としても適切な破たん処理権限もしくは資本注入能力に欠けていたため、残念ながら同社の破たんは回避不可能だった。
 <AIGの救済>
 一方、保険のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の場合、米連邦準備理事会(FRB)は、同社の保有する金融・事業資産が850億ドルの信用枠確保や差し迫った破たん回避を行う上で十分と判断した。AIGは世界の大手金融各社の多くと取引し、コマーシャル・ペーパー(CP)や他の公債市場における重要な借り手であり、数千万人の顧客に対して保険商品を提供していた。従って、米当局がシステム全体に影響する重大問題に対処する上で必要な財政資源をまだ持ち合わせていない段階で、同社が突然破たんすれば、危機はさらに大きく拡大していった公算が大きい。
 <2008年10月の協調対応>
 当時の強力かつ前例のない国際的な政策対応はおおむね効果的だった。重要なことは、それによって世界的な金融システムの差し迫った破たんが回避されたことだ。
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