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総合商社大手5社:4~6月期進捗率と決算発表以降の株価の動き

総合商社大手5社:4~6月期進捗率と決算発表以降の株価の動き
12時44分配信 サーチナ

現在値
伊藤忠 651 -7
丸紅 484 +5
三井物 1,284 +33
住友商 949 +6
三菱商 1,964 -16



■総合商社に業績上振れ期待




 総合商社大手5社の株価を見ると、まだら模様の動きとなっている。全体としては、世界景気の底入れや、原油など資源価格の上昇で、2010年3月期通期業績予想(5社とも米国会計基準)の上振れ期待が強い。新興国における社会インフラ整備など、関連するテーマ性も豊富である。しかし、通期最終利益の会社予想に対する2009年4~6月期の進捗状況などにより、上振れ期待と不透明感が交錯しているようだ。各社の4~6月期の進捗率と、決算発表以降の株価の動きを見てみよう。




■株価はまだら模様だが、全体として出遅れ感




 伊藤忠商事 <8001> の2009年4~6月期最終利益は204億円で、通期会社予想に対する進捗率は16%である。株価の動きを見ると、4~6月期決算を発表した7月31日終値708円に対して、連休前の9月18日終値が651円とやや軟調な動きだ。情報通信関連事業の利益が期末に出やすい傾向などを考慮しても低水準であり、通期会社予想に対する不透明感が嫌気されているようだ。




 丸紅 <8002> の4~6月期最終利益は268億円で進捗率は34%である。有価証券損益などが上振れた模様だ。株価は、決算発表した7月30日終値420円に対して、9月18日終値は484円と堅調な動きだ。8月24日の取引時間中には年初来高値となる491円まで上昇している。通期予想についても会社側が保守的とコメントしており、上振れ期待が材料視されているようだ。




 三井物産 <8031> の4~6月期最終利益は573億円で、進捗率は48%と高水準である。株価は、決算発表した8月4日終値1247円に対して、9月18日終値は1284円である。関連会社からの受取配当金受領に伴う繰延税金負債取崩が最終利益を押し上げた形だが、決算発表直後には進捗率の高さが材料視され、一時は1300円台を回復した。その後は1200円台でモミ合う動きだが、通期上振れ期待は強いようだ。




 住友商事 <8053> の4~6月期最終利益は250億円で、進捗率は22%である。売上総利益段階での進捗率も22%である。期後半に向けて景気が上向くことを前提とすれば、進捗率は順調な水準と解釈できるだろう。株価は、決算発表した7月30日終値950円に対して、9月18日終値が949円である。900円台でモミ合う動きが続いており、4~6月期の進捗率は特に材料視されていないようだ。




 三菱商事 <8058> の4~6月期最終利益は678億円で、進捗率は31%である。有価証券評価損が想定より縮小した模様だ。株価は、決算発表した7月31日終値1890円に対して、9月18日終値が1964円と堅調な動きだ。8月14日の取引時間中には1998円まで上昇し、2000円台回復に迫る水準だった。通期上振れを期待する動きだろう。




 総合商社の場合、事業売却などで最終損益が変動しやすいため、四半期単位での判断には難しい面もあるが、進捗率も株価に影響しているようだ。ただし丸紅を除く4社については、6月に付けた年初来高値を更新していない。資源高などの恩恵で業績上振れ期待が強い割には、セクター全体として出遅れ感が強いだけに、4~9月累計決算と株価の反応に注目しておきたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社 Media-IR)
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