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米モーニングスターコラム:7日から米決算発表が本格化、株価反落の可能性も

米モーニングスターコラム:7日から米決算発表が本格化、株価反落の可能性も
20時30分配信 モーニングスター

 今週から米国の主要上場企業の第3四半期(7-9月)決算が本格化する。同四半期はマクロ経済の指標が改善しただけに企業決算に対する期待度は高い。しかし、第3四半期も第2四半期にみられたような市場予想を上回る好決算が相次ぐかどうかは不透明だ。

 第2四半期の企業決算が予想以上に好調となった背景にはいくつかの要因が挙げられる。まず、多くの人が想定したよりも速いペースで景気が回復したことが背景にある。経済の先行きに対する悲観的な見方が強まるなかで企業は在庫を大幅に削減した。しかし、景気に改善の兆しがみられ、消費が徐々に回復に向かい始めたことで企業にとっては予想外の需要が引き起こされた。

 また、企業の経営陣は景気がいつ底打ちするか見当がつかなかったため、余分な費用をぎりぎりまで切り詰めた。売上が全体的に伸び悩んだにもかかわらず、利益ベースで第2四半期の業績が好調だったのは徹底的なコスト削減のためだ。

 第3四半期はどうだろうか。景気は第2四半期より良くなった。製造業や住宅、雇用に関する経済データをみると、リセッション(景気後退)は終わったといえそうだ。しかし、こうした景気回復が企業の株価にすでに織り込まれている点が第2四半期とは異なる。米モーニングスターでは現在の米国株の株価水準は割安ではなく「適正」であると考えている。

 多くの企業は依然としてコストカットに焦点を当てているが、削減余地は限られている。第3四半期の企業の最終利益については、第2四半期ほどのサプライズは期待できないだろう。

 企業の経営トップは第3四半期決算について強気の見方をしているところが少なくない。インテルなどいくつかの企業は第3四半期の業績見通しを引き上げているため、業績が上ブレする可能性は低い。米国株式が高値圏で推移している現在の状況において、業績回復の足場が固まってきた証拠を示せなければ、株価が下落に転じても不思議ではない。

 7日の米国株式市場の引け後には非鉄大手アルコアの決算発表が控えている。アルミニウム価格の安定と低コストのボーキサイト鉱山での事業が赤字幅縮小に寄与したとみている。
(6日付コラムを抄訳)

提供:モーニングスター社
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