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モーターショーまとめ

モーターショーまとめ
投稿者:パグ 投稿日:2009年10月26日 (月) 06時35分 No.295
トヨタ自動車 <7203> は、水平対向エンジンを搭載したスポーツカーの「FT-86コンセプト」や、レクサスブランドでの2人乗り超高級スポーツカーの「LFA」を公開している。若者層のクルマ離れが指摘される中で「走りの楽しさというクルマのあるべき姿を追求する」として、走行性能を重視したスポーツカーだ。また環境対応車では、フル充電で90キロ以上走行可能な4人乗りEV乗用車「FT-EVII」や、家庭用コンセントで充電できてEVとしても使えるPHV乗用車「プリウス・プラグイン・ハイブリッド・コンセプト」を出展している。HVで先行するトヨタ自動車は、HV専用車として「プリウス」と「レクサスHS250h」に続き、3車種目となる中型セダン「SAI(サイ)」を12月に発売予定で、HVの品揃え拡充を加速している。またEVも2012年頃に米国で発売する模様であり、ハイブリッド技術を核としてフルラインの環境対応車で拡販を目指す戦略だ。




 日産自動車 <7201> は、2010年秋に日米欧で発売する5人乗りEV専用乗用車「リーフ」や、前後2人乗りで車体を傾けながら曲がる超小型EV試作車「ランドグライダー」などを出展している。カルロス・ゴーン社長が「ゼロエミッション車の時代が到来した」とコメントするなど、環境対応車ではEVを中心とする戦略だ。2012年以降には小型商用車、高級車などでもEV専用車を順次商品化するとともに、米国でEVとリチウムイオン電池の生産も開始する計画だ。さらに、充電システムの普及促進、リチウムイオン電池の再利用などにも積極的に取り組む方針だ。




 ホンダ <7267> は、四輪車ではスポーツタイプのHV専用車「CR-Zコンセプト」、6人乗りでミニバンタイプのHV試作車「スカイデッキ」、軽自動車よりも小さいEV「EV-N」、二輪車では電動式の「EV-カブ」や「イーブ・ネオ」などを公開している。「環境性能に優れたHVの普及が優先課題」として、HVの品揃え強化を基本戦略としているが、EVについても2010年代前半をめどに米国市場に投入する模様だ。




 三菱自動車 <7211> は、EVを世界戦略車とする方針で、今年7月には世界初の量産EV乗用車として「アイ・ミーブ」を発売した。今回は「アイ・ミーブ」の商用車タイプとなる「アイ・ミーブ・カーゴ」や、家庭用電源で充電できるSUV(多目的スポーツ車)タイプのPHV試作車「コンセプト・ピーエックス・ミーブ」を出展している。また「アイ・ミーブ」の輸出を拡大して、2020年には総生産台数の20%をEVやPHVとする方針だ。

富士重工業 <7270
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【7270】富士重工業(株)

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> は、独自に開発したHV試作車「スバル・ハイブリッド・ツアラー・コンセプト」を出展している。新開発の直噴ターボ式水平対向エンジン、2台のモーターを利用するハイブリッドシステム、リチウムイオン電池を組み合わせて燃費性能を高めた。また、筆頭株主であるトヨタ自動車の協力を受けて、同車をベースとしてHV量産車を開発する方針だ。




 スズキ <7269
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【7269】スズキ(株)

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> は、軽自動車「アルト」の新型コンセプトカーや、家庭用電源で充電可能なPHVを出展している。PHVは小型車「スイフト」をベースとし、リチウムイオン電池、駆動用モーター、発電用エンジンを搭載している。HVでは米GMと協力関係にあるが、自主開発による早期の商品化を目指す模様だ。




 二輪車メーカーでは、ヤマハ発動機 <7272> が電動バイク「EC-03」を出展した。軽量アルミフレームにリチウムイオン電池を採用し、2010年の製品化を視野に入れている模様だ。




 HV、PHV、EVが話題になっているが、一方では、エンジンの改良や車体の軽量化などで、既存のガソリンエンジン車の燃費性能を高める動きも続いている。




 マツダ <7261> は、コンセプトカー「清(きよら)」を出展した。次世代の直噴ガソリンエンジン「SKY-G」や自動変速機「SKY-Drive」の搭載、車体の軽量化、独自開発のアイドリング停止機能などの技術を組み合わせて、ガソリン1リットル当たりの走行距離が32キロメートルと、ガソリンエンジンでHV並みの燃費性能を実現した。次世代エンジンや次世代自動変速機の導入などで、2015年までに平均燃費を2008年比で30%向上させる目標を掲げており、「清」をベースにした小型車も2010年代半ばまでに発売する模様だ。




 また、ダイハツ工業 <7262> も、HV並みの燃費性能を実現した軽自動車のコンセプトカー「イース」を出展している。エンジンに排出ガスの再循環システムを採用し、車体の軽量化やアイドリングストップエンジン機構なども組み合わせて、ガソリン1リットル当たり30キロメートルの燃費を確保した。同車をベースにした低価格車を2~3年以内に発売する模様だ。




 さらに「東京モーターショー2009」では、豊田自動織機 <6201> がPHVやEV用の通信機能付き充電スタンド、デンソー <6902> がアイドリングストップ装置向けの新型スターターを出展するなど、自動車部品メーカーも、燃費性能向上やHV・PHV・EV関連技術など、環境対応技術を積極的にアピールしている。完成車メーカーだけでなく、素材や部品メーカーの動向も注目されるだろう

HV、PHV、EVなどの車載用リチウムイオン電池の分野では、トヨタ自動車 <7203> 向けを中心に拡販を狙うパナソニック <6752
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【6752】パナソニック(株)

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> と三洋電機 <6764
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【6764】三洋電機(株)

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> 、三菱自動車 <7211> とホンダ <7267> 向けを中心に拡販を狙うジーエス・ユアサコーポレーション <6674
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【6674】(株)ジーエス・ユアサ コーポレーション

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> が主役だろう。さらに、日産自動車 <7201> との共同出資会社で2010年から量産するNEC <6701> グループ、米GM向けにグループの共同出資会社が量産体制を整えた日立製作所 <6501> 、日立マクセル <6810> 、新神戸電機 <6934> などの動向が注目されるだろう。




 三菱重工業 <7011> は2010年秋に、フォークリフトなどの産業車両用や電力貯蔵用などに、リチウムイオン電池の量産を開始する計画だ。




 リチウムイオン電池用の材料(正極材、負極材、セパレーター、電解液)の分野では、携帯電話やパソコンなどモバイル機器向けで旭化成 <3407> がセパレーター、田中化学研究所 <4080> が正極材、戸田工業 <4100> が正極材、宇部興産 <4208> が電解液とセパレーター、日立化成工業 <4217> が負極材などを手掛け、有力メーカーとされている。また、三菱ケミカルホールディングス <4188> は、傘下の事業会社である三菱化学や三菱樹脂が、正極材、負極材、セパレーター、電解液を手掛けている。




 車載用では、上述の有力メーカーが拡販を目指していることに加えて、市場拡大に向けて新規参入も相次いでいる。昭和電工 <4004> は三菱自動車のEV乗用車用リチウムイオン電池に負極材が採用され、正極材と電解液にも参入する模様だ。さらに、帝人 <3401> はセパレーター、住友化学 <4005> は正極材やセパレーター、東ソー <4042> は正極材など、化学・素材セクターの有力メーカーが、市場拡大に向けて車載用リチウムイオン電池材料の拡販を目指している。




 モーターの分野では、三菱自動車 <7211> のEV乗用車にモーターやインバーターを供給している明電舎 <6508> が、当面の主役のようだ。さらに安川電機 <6506> も、HVやEV向けにモーターやインバーターの拡販を目指している模様だ。




 リチウムイオン電池やモーター関連では今後、市場の拡大が期待される。しかし同時に、高性能化に加えて低価格化もテーマとなるため、競争が激化しそうだ。




 さらに中長期的には、電極の正極に使うリチウムの安定調達なども話題になりそうだ。この分野では、三井物産 <8031> 、住友商事 <8053> 、三菱商事 <8058> など総合商社セクターが注目されるだろう。

GSユアサ:リチウムイオン電池拡販で収益寄与に期待




 ジーエス・ユアサコーポレーション <6674> は、世界3位の自動車用バッテリー(新車用、補修用)と、産業用電池・電源装置を主力する大手電池メーカーである。




 自動車用リチウムイオン電池の量産については、三菱自動車 <7211> が今年7月に発売した電気自動車「アイ・ミーブ」向けに、三菱商事 <8058> および三菱自動車との合弁会社リチウムエナジージャパンが、今年5月に稼働した。受注や生産は順調な模様だ。さらに、ホンダ <7267
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【7267】ホンダ

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> のハイブリッド自動車向けには、ホンダとの合弁会社ブルーエナジーが、2010年秋に稼働を予定している。




 今年6月に発表した第2次中期経営計画(2010~2012年度)では、2012年度に売上高3500億円、営業利益200億円、経常利益200億円、ROE10%以上を数値目標として掲げている。リチウムイオン電池関連の売上高については、2012年度に400億円を目標としている。




 このうち自動車用電池関連では、リチウムイオン電池事業の育成・強化に加えて、ハイブリッド自動車補機用密閉型電池や、アイドリングストップ車用電池の拡充も積極的に推進する方針だ。




 自動車用リチウムイオン電池事業については、営業黒字化が2012年度頃となる見込みだが、特に電気自動車用での拡販を目指している模様であり、中長期的な環境対応車の市場拡大とともに、収益への本格寄与が期待される。

環境対応車向け電池事業拡大が加速




 三洋電機 <6764> は、自動車用ニッケル水素電池をホンダ <7267> と米フォードのハイブリッド自動車向けに供給している。さらに自動車用リチウムイオン電池についても、トヨタ自動車 <7203> や独フォルクスワーゲンのハイブリッド自動車向けに供給する模様だ。




 10月21日に開催された自動車用電池の事業戦略説明会では、ハイブリッド自動車用電池で2020年にシェア40%を目指す中長期戦略を発表した。2010年度にリチウムイオン電池の量産を開始する加西事業所では、ハイブリッド自動車用の月産100万個に加えて、プラグインハイブリッド自動車用の高出力電池も月産30~40万個で量産する。また2015年度までに、生産能力を月産1000万個規模に引き上げる計画だ。さらに、海外の自動車メーカーによるハイブリッド自動車生産の本格化に対応するため、2012年以降には海外での電池システム組立も検討している模様だ。




 10月23日には、2009年4~9月期の業績予想の修正を発表した。営業損益については、従来予想は50億円の赤字だったが、一転して30億円の黒字となった。電子部品事業の収益改善が寄与した。最終損益については、洗濯乾燥機の事故対策費用が発生したため、従来予想の350億円の赤字から、370億円の赤字に修正した。




 パナソニック <6752> によるTOBの実施時期も近い模様であり、TOBが完了すれば、グループで自動車電池事業の拡大が加速することが期待される。


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