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三菱UFJが1兆円の公募増資へ、Mスタンレーとの証券統合は計画変更

[東京 18日 ロイター] 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)<8306.T>は18日、1兆円の新株発行登録を関東財務局に行った。これにより、11月26日から1年間、いつでも1兆円を上限とする普通株の発行を決議して公募増資を行い、財務基盤を強化することができる。
 同社の時価総額は18日終値ベースで約5兆6380億円。1兆円の増資が実施されれば発行済み株式数は約17%増えることになる。同社は昨年12月に普通株と優先株で約8000億円の増資を実施していた。
 会見した畔柳信雄社長は増資の必要性について、世界では資本の質をめぐる議論が高まっており、普通株式による資本の充実が要請されていると説明。1兆円を上限とした理由については「世界の優良行に互して、顧客に不安を与えないレベルを確保したい」と述べた。
 その上で、中核自己資本(Tier1)比率は今後の1年間で約1%増えるとし「新しい時代の土台としては十分だと考えている」と述べた。9月末時点のTier1比率は9.13%で、Tier1から優先株式と優先出資証券を除いた「コアTier1」比率は6.83%としている。増資時期のめどは「ルールがあるので申し上げられない」とした。
 今回の増資の主幹事は、三菱UFJ証券、モルガン・スタンレー証券、野村証券、JPモルガン証券、大和証券SMBCの予定。
 MUFGはまた、米モルガン・スタンレー<MS.N>との日本における証券統合の計画の大幅変更を発表した。当初は完全統合を目指していたが、セールス・アンド・トレーディングを別立てに2社体制にし、発足時期も2010年3月末から5月中めどに延期する。
 両社は今年3月、それぞれ傘下の三菱UFJ証券とモルガン・スタンレー証券(東京都渋谷区)を、2010年3月末までに全面統合すると発表していた。出資比率はMUFGが6割、モルガン・スタンレーが4割の予定だった。
 しかし両社は計画を見直し、「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」と「モルガン・スタンレーMUFG証券」の2社を設立することを決めた。
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券には、現在の三菱UFJ証券のすべてと、モルガン・スタンレー証券のインベストメントバンキング(IB)部門が入り、IB業務を手掛ける。モルガン・スタンレーのIB部門に属する個別企業の担当バンカー(クライアントカバレッジ)もここに入る。
 出資比率はMUFGが6割、モルガン・スタンレーが4割。会長はモルガン・スタンレーから、社長はMUFGから就任する予定。副社長兼IB部門長はモルガン・スタンレーが指名する。
 もう1つ設立するモルガン・スタンレーMUFG証券では、IB以外の、セールス・アンド・トレーディングを中心とする業務を扱う。モルガン・スタンレーの株式や債券の引受部隊もここに入る。出資比率はモルガン・スタンレーが51%、MUFGが49%。
 モルガン・スタンレーのセールス・アンド・トレーディングは、米国本社をはじめとするグローバルなインフラの活用や勘定・決済の管理が必要となる。また、金融機関の自己資本をめぐる規制強化の動向を考慮すると、同部門は全面統合の対象から外すのが賢明と判断した。 
(ロイターニュース 江本 恵美)
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